第43回全日本スキー技術選手権大会
■日時 :平成18年3月16日(木)〜3月19日(日)
■場所 :新潟県苗場スキー場
※大会結果はSAKホームページに掲載されています
翠川和也選手 準決勝進出!

                       大会レポート 石井淳也(SAK専門委員) 
今年、八方から苗場に会場が変更され、時期も1週間遅くなり、
バーン、雪質ともに例年とは大きく異なる大会になりました。
 
バーンは急斜面種目は男子リーゼンコース、普段は大きなコブで埋め尽くされている
斜度変化とよじれがあるバーンを整地して行われました。
中斜面種目はプリンスホテルの目の前の、第3ゲレンデでウェーブを作ったバーンと、
整地のバーンの2本のコースで行いました。
 
初日の予選は昨年の決勝進出者がシードされ、残りの男子は180人で120人の選手が
2日目に残れます。点数は持ち越されません。
神奈川県選手は男子が転倒した谷川君以外は全員本選進出、
女子は武井智恵のみ本選進出(ぎりぎり)です。
 
正月合宿に参加した、厚木の門倉選手は、どうも調子が悪く、
いつものすべりが全くできず、予選敗退となってしまいました。
 
和也は実力的に全く問題なく、75位と余裕で通過。体調も例年よりいい状態で大会を迎えられたようです。 
 
2日の本選
朝から大荒れの天気で、台風並みの風の中、午前中の競技が始まりました。
小回りが急斜面から緩斜面に変更になり、
和也は男子の初めの方に滑り、260点の高得点をだしましたが、
結局3班目が終わった時点で種目キャンセルになってしまいました。
この時点で20番以内の点だったので、非常に残念でした。
 
本選は結局、午後まだ強い風がのこるなか、小回り1種目
ナイターで大回りと、ウェーブの小回りの2種目行い。
和也は大回りのゴール直前でこけそうになるミスを犯しながらも、
全ての種目で無難に点数をまとめて、久しぶりの準決勝進出を決めました。
今年は細かいミスが目立ちましたが、スピードがあったので、多少のミスをしても
点数的には、あまり落とさずにこれたようです。
 
神奈川県の男子が、和也、武田、イブキ、中村と4人の準決勝進出。 快挙!!
実力的に一番の佐藤卓也は、大回りで細かいミスが目立ち、
247点の低い点がでてしまい、準決勝を逃してしまいました。
 
準決勝
天候は晴れて、バーン状況は前日の雨と加わって、ざぶんざぶんの状態でした。
和也はコブで点数を落とし、最終的には123位となって大会終了しました。
  
大会を通じて、
技術的には、次のターンの内足をいかに消して、傾きを入れ替えるか。
というのを重点的に見ていたようです。
今年は、選手名のアナウンスが無かったためか、有名選手にも容赦ない点が出されており、
点の流れ、天候による運にも左右されてしまう大会になっておりました。
北海道、長野の選手でも、細かいミスによる減点がおおきく、
何名か準決勝を逃しておりました。
なんと若月新一が準決勝に出れなかったし、宮下正樹に250点台がついたり、
かなりびびりました。
以上簡単ですが、報告します。
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